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PGS+秋の陣
多摩湖ラン
2002年9月29日(日) 天気:曇時々晴のち快晴

さて今回は、多摩湖をめざすサイクリングです。前回のビールランと違い、今回こそは「お気楽のんびりサイクリング」となるハズ・・・だったのですが・・・。はてさて、その顛末は・・・。

 今回の多摩湖ラン。単に行って帰ってくるだけなら40qほどの距離となるハズで、しかもそのほとんどが多摩湖自転車道という道を通るのですから、ホントにノンビリ気分のハズだったのです。

 しかし、かつて多摩湖をめざしながら、雨にたたられ、引き返したコトもあったという いわくつきの?多摩湖ラン。何故か今回もお天気は非常に微妙な状況で、天気予報でも不安はヤマモリという状況です・・・。

 今回も午前9時過ぎの出発です。最初は一般公道を走り、少しはクルマの往来の多い道も通らなければなりませんが、そこは季節柄、しばしば街角に 自転車のタイヤで乗り上げてしまうコトがためらわれるほどに散るキンモクセイとその香りがメンバーをなごませてくれます。(誰?トイレの芳香剤みたいなんて、気分ぶち壊しのコトを言ってるのは〜?)
 さていよいよ武蔵野市の浄水場近辺から 多摩湖自転車道へ。この頃から、今回の参加メンバー10人は日頃の行いがよっぽど良いのか?しだいに天気予報をあざ笑うかのようにお日様が顔を見せ始めました。少々暑いくらいですが、そこは木々が多い多摩湖自転車道。むしろ快適なポタリングとなりました。

 途中、多摩湖自転車道沿いにある「小平ふるさと村」で小休止。ここはかつての茅葺きの農家などがそのまま保存されている、とっても心なごむ場所です。 実際に蒔きがくべられ、煙があがる囲炉裏のそばでおしゃべりしたり、庭先にあった竹馬で遊んだりと、小休止のつもりが ついついその場の優しい雰囲気につつまれて、ちょっと長居をしてしまいました。

 気を取り直して、再び多摩湖をめざします。多摩湖自転車道を走っているあいだは、ホントにノンビリとしたランに終始していたのです。ただ、目的地の多摩湖を直前にひかえたところで、ちょっとした登り坂が控えています。この登り坂、傾斜もそれほどキツくなく、距離も1qに満たない程度なのですが、ここでメンバーのココロに火が入ってしまった!?!

 多摩湖までは もう道に迷いようもない一本道。それもあってか、各自思い思いのペースで登り始めました。 まず大将ことFrが先頭を引く! それに呼応するかのようにHtを筆頭に何人かのメンバーが追う! その他のメンバーも遅ればせながらも走る!登る!頑張る!
 もうほとんど「みんなどうしちゃったの〜!?」という状態です。坂道を登り切った時には、みんな息をはずませていました。でもみんながみんな、困惑したというよりは笑っていましたぞ(笑)。

 しかし、こんなのは序の口、セミファイナルにしか過ぎなかったのを、この時は知る由もなく・・・。

 一休みして、多摩湖の景観に感嘆していたのもつかの間、昼食を前に「みんなで多摩湖を1周しましょう」というコトになりました。せっかく来た多摩湖です。アップダウンの連続する多摩湖周回路とはいえ、みんなに異存のあろうはずはありません。しかも反時計回りなら道にも迷いようのない周回路です。Frの「じゃあ、みんな自分のペースで・・・」という言葉とともに走り出します。

 ここでもFrとHtが先頭を行きます。その直後に私が追走。先頭の2人はなかなかのペースで走っています。追走する私は青息吐息。しかしHtは、このハイペースで平気な顔してFrとおしゃべりしている!(マ、マジっすか?)
 実は今回のランが初参加のHt。この時点でPGS+に「新たな強者現る!」という感を充分に印象づけた!?聞けばヒルクライムレースにご執心だとか。そりゃ速いし強いわなぁ・・・。
 しかし後続のメンバーも決してあなどれません。思ったほど遅れずに追走してきました・・・。ホント、みんなどうしちゃったの? 今回こそは、ホントにお気楽のんびりサイクリングにしかならないと思っていたのに。これじゃあ、サイクリングというより練習状態だよ〜。
 みんな、秘かに「秋の乗鞍サイクリング(21qの登り!)に照準でも合わせているのでしょうか???

 さて多摩湖周回路激走の後はお待ちかねの昼食タイム。多摩湖周辺のレストランへ・・・。でもね、みんなハラペコのはずなのに、激走後の感想など語り合っちゃって、「ごはん 行くよ〜!」とかけ声をかけるまで、誰も動こうとしないの。みんな、そんなにハードランが好きだったっけ?

 さて昼食の時間は楽しいおしゃべりとともに和やかに過ぎていきます。この時ばかりはいつものPGS+の雰囲気です。

 昼食後、何故か何人かの有志で、今度は多摩湖周回路を先ほどとは逆に、時計回りにもう一周しようという話しが持ち上がりました。(げ、元気イイなぁ〜)
 HtやFrをを筆頭に、足に覚えのあるメンバーが勢いよく飛び出して行きました。

 私は当然待っている方、と思っていたのですが・・・。残ったメンバーのうち2人の女性メンバー SeとHrが「私達も・・・」とガッツあふれる発言を!
 実はこの多摩湖周回路、時計回りに走ると、つい道を誤ってしまう別れ道が2か所あるのです。となると道を知っている者が、先導道案内をしなければなりません。
 ・・・あれっ? 私しかいないじゃん。今日の練習はもう終わりだと思っていたのにぃ〜・・・(苦笑)。
 まあ そんなワケで 先行メンバーをあんまり待たせてもわるいので、ちょっとだけ速めのペースで走り出したのですが、気にして後ろを振り返ると、ちゃーんと追走して来ます。「ふーん、このくらいは大丈夫なんだぁ」とばかりに、もうちょっとペースアップ。それでもちゃっと追走してきます。「ペース落とそうかぁ?」と声をかけるも「大丈夫でーす」なんて元気な声が返ってきます。
 それにしてもアップダウンの連続する周回路を、片や重めのギア比のロードレーサーで、片や走行抵抗の大きいMTBのブロックタイヤなんですよ。「むむむ〜っ、この2人、で、出来る! またもや強者出現だ〜!」
 事実、周回を終え戻ってくると、待っていたメンバーは思いの外 早く戻って来たと驚いていました。ちなみに一番疲れたような顔をしていると笑われてしまったのは私です。

 さて多摩湖周回練習走行(?)も終わり、再び多摩湖自転車道を帰途につきます。途中ちょっと寄り道して小金井公園へ。この大きな都立公園内には「江戸東京たてもの園」という資料館があります。そのなかには、あの「千と千尋の神隠し」に出てくる建物のモデルになったとも言われる「子宝湯」という銭湯が残されています。それをみんなで見物してから、次は・・・

 Udが、調布市内に美味しいカレーを食べさせてくれる喫茶店があると みんなを案内してくれました。
うふふ、コレコレ。美味しいモノと食い気がなくてはPGS+のサイクリングじゃありません・・・ってホントか?(笑)。
 夕方になって、再びちょっとお天気が心配でしたが、ココまで来れば 我らが[J]も もうすぐです。Udご推奨の言葉に違わず、ちょっと辛めのスパイシーで美味しいカレーを堪能してお腹も満ちて、みんなで楽しくおしゃべりもして、それから帰り着きました。

 今回の多摩湖ラン。終わってみれば「走り」も「景観」も「食」も大満足のサイクリングでした。・・・でもみんな、なんであんなにガンバって走ったんだろ?(笑)

走行距離 約60q レポート:Saでーした


参加者ひとりごと

Ud:天気予報をも覆すPGS、気軽なランのはずが2周目でHtについていくのが大変でした、久々の参加で楽しかったです。
Sa:お気楽気分のはずの多摩湖ランだったのに、みんな アップダウンの連続する多摩湖周回路で燃えていましたね。だから、距離は大したコトないのに、えらく走った感があります。あれじゃポタリングじゃなく、りっぱなトレーニングだよ〜(笑)。
Fr:久しぶりのランに参加できたことが楽しかったです!また、強力な新しいメンバーの登場により、PGS+も新たな展開が見えたって感じのランでした。
Hy:心配された雨にもならずよかったです。お気楽ランとしてまた行きましょうね。
Ns:多摩湖の2週目は、ツラカッタ〜!!って若輩ながら調子に乗ってしまったからですネ!おかげさまで、ビンディングの効果が試せ過ぎてしまいました!?
Se:湖2週して体半分死にました。乗鞍に備え朝レン強化するぞぉぉぉぉ←気合だけか?!?
Mo:あんなに晴れるとは今回のメンバーは行いが良いのです(たぶん)。キンモクセイとジンチョウゲの香りにつつまれて、ハッピー気分のランでした。
Hr:多摩湖は小学校の遠足以来.東京の中の大イナカとずっと思っていましたが,意外に近いのでびっくり.そして湖の景色がとてもきれいで,一瞬北欧に来たかと思いました.オプションのみずうみ周回路2周目,切れ目なしの高速で10kmはハードでした〜

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