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サイクリスト免許皆伝シリーズ
笑うに笑えない、簡単そうで難しい問題!

Vol.1 「私はどこに行けばいい?」

 「自転車は買った。とはいいうものの足に使うだけ。だけどチョットもったいない気もする。何かもっと楽しみは有るんじゃないのかな…だけどどこに行ったらいいのやら。サイクリングって何処に行けばいいの?」


 どこか潜在意識の中で「サイクリング」とは何か特別な事をしなくてはいけない様なイメージがあるんじゃないかな?確かにある意味では[日常の自転車]=[買い物 or 通勤]なわけでサイクリング=非日常=特別なコトとうい事になる。
 専門誌(このホームページも含む)なんかでコースガイドを見れば「○×峠・△□林道−アクセス○○線××駅」なんて書いてあるけど、初心者が果たしてこれでどこまで実現できるのかな?あるいはアウトドアの専門誌には遊びのイメージは沢山出ているが具体性に欠け、やはり「こうしなければいけない」プレッシャーに陥ってしまう。とは言っても自転車で「何処か」に行かなきゃサイクリングじゃないし、かといってその「何処か」がわからなきゃサイクリングできないし、プランなんて言われたって…あてはまる人は以外に多いのではないだろうか。名付けて「究極の質問」なのだー。

究極の質問には究極の法則「サイクリングは遠くなればなるほど難しい」という法則
 これが初心者にとっては大きな壁となる。一般的ないわゆる「旅行」なら電車や飛行機や自動車という交通インフラあるいは「旅行代理店のノウハウ」のおかげで突拍子もなく遠いところだって、近くだってほぼ同じ「手間」で行く事ができる。ところがサイクリングは出発点(自宅)から遠くなればなるほど体力的にも、技術的にも段階的にクリアしなければならない問題もあるのだ。それゆえいくら参考となるコースが仮に初心者向けと書いてあったとしても、自宅から遠くはなれていればそれが初心者向けのコースであっても難易度は増してしまう。ひらたく言えばやれ輪行だ、故障したときはどうする、カーサイのすべて、プランがどうの…初回からはお手上げということだ。またイメージが先行してしまった場合、たとえば雑誌等でグラビア的においしい部分を芸術的写真で見て「いいナー」と思っても近所ではないことがほとんどなのだ。つまり自宅からのプランに直さなくてはならない。

サイクリングには「体内地図」
 初心者に欠如しているのは技術面だけなのだろうか?技術面だけを事細かに集中講義すればベテランと同じ様に自由自在に走ることが出来るのだろうか?本当に欠けているのは「サイクリング縮尺の体内地図」なのだ。例えば自動車なら東京始点で箱根往復ぐらいなら日帰りで可能だ。これはベンツだって軽自動車だってあまり変わらない。これがドライブ縮尺における体内地図、いわゆる距離感って言うやつだ。ところがサイクリングの場合、仮に「初心者なら20〜30kmを目安に…」とか何処かで読んだってあまり当てにならない。だからまずは1日で行ける範囲とか無理な範囲とか、自分なりの距離感が身につくまでは出来るだけ、自宅を始点とした「サイクリング縮尺の体内地図」の範囲を少しずつ広げていく方が確実なのだ。…「それじゃーご近所しか走れないの?」そうなのだ!ご近所にりっぱなお題目を付ければ立派なサイクリングになるのだ!そのためには今日から「ご近所史跡めぐり」をおすすめしてしまうのだ!

ご近所史跡めぐりにチャレンジ!
 とにかく市役所に行ってパンフレットを手に入れることから始める。このパンフレットも相当親切なものから、かなり略図的なものまでいろいろあるのだ。しかも超メジャーな名所旧跡なんかと違って、もうすでに実態がないのに「○×のあったところ」の看板だけとか探し当ててみたら人家の庭先だったり、もう探すだけで気分はオリエンテーリングなのだ。大体1日でけりはつくし、なにより頭の中に小さいながらも地図ができ上がるのだ。ご近所でも知らなかった道は結構有るのだ。ご近所がすんだら次は隣接する市、それがすんだら隣の県、とネタはほとんど無尽蔵なのだ。つまり行くところがないなんてことにはならないのだ。すると自然に自分なりの距離感ができ上がっていくのだ。これが出来ればしめたモノなのだ。

とにかくダマされたつもりで次の週末にでも実行してみてくだされ!
実行してから以下を参照のこと?!

 どうだったかな?実際やってみれば寒いの、熱いの、尻が痛いの、疲れるの、楽すぎるの…いろいろでてくるわけだ。そういう問題点を一つ一つつぶしていけば自分の気づかないところで確実にサイクリングのレベルがアップしていくのだ。そうなれば後は多少遠くたって躊躇することはない。泊を入れるとか、車で移動するとか、輪行するとか身につくのも早いはずだ!

ちなみに…私の場合
 「次に何処に行こうか」という場合単なる思い付きがほとんどなのだ。ところが単なる思い付きもいろんな所からやってくるわけだが、ほとんどは「どこ」という場所よりも「お題目」が先に頭をよぎることの方がはるかに多い。このお題目早い話が「モーチーフ」といえばわかりやすいかな、お題目が動機だからそこに行く理由が自動的に成り立ってしまうわけだ。そしてそこまでは体内地図、脳みそが勝手に計算してくれる。体内地図にないエリアは地図や資料で調べた結果を体内地図に取り込んでしまえば、また計算してくれるのだ。すると後は実行しないとフラストレーションがたまって仕事が手につかなくなるのだ。まあ結論としてはこう言うことなのだが、機会があればどんなところでも史跡探しオリエンテーリングもどきは今でもやっているのだ。設楽ヶ原(武田軍が織田軍鉄砲隊に敗れ去ったところ)なんかすごかった。今じゃただの畑で跡形もないんだけど空気感がなんか緊張したままなんだよナー。きっと騎馬隊と自転車の速度って似たようなもんだから感じることが出来るんだと勝手に考えるのだ…

サイクリイングは体内地図とお題目なのだ!

Copyright :もりたせんせいとプロジェクトK


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